
































阿武隈川ワンパククラブ活動趣旨
川がその流域に住む人々にとって、かけがえのない生活基盤であったことは間違いのない事実です。しかし、昭和30年代後半からの高度成長に伴って、河川の汚濁や有害物質による水質汚染が著しくなり、また、雨水もいかに早く排水するかという機能のみのコンクリート護岸に改修したため、危険で汚くて河川の中で遊べる状況とはなっておりませんでした。その後、公害問題から未処理の工場排水は規制され、家庭雑排水も公共下水道整備の普及が進み水質も徐々に良くなってきたことと、自然と親しむ人々が増えてきたため、多くの河川で遊んでいるところを見受けられます。
ところが、河川での遊びは一歩間違えれば重大な事故を起こす確率が高い場所でもあります。毎年、痛ましい事故がテレビ等で報道されますと、川は危ないところ、怖いところとして遠ざけられてきました。私たちにとって川遊びは上級生から或いは周囲の大人から教えられてきましたが、今の子どもたちの親は川遊びを知らないで育ってきたため川の何が危険なのかを認識せず川に近づいているのではと思っております。
国土交通省も河川で楽しむための施策を行っている現状において、仙台河川国道事務所主催の川遊びインストラクター講座を受講し、インストラクター認定を受けた私たちも、子どもたちが安心して楽しく遊べるための知識や危険回避を覚えてもらうとともに、自然環境をいかに大切にするかも教えながら、インストラクターとしてのスキルアップを図るため、助成を受け小学4年生から中学3年生を対象とした『阿武隈川ワンパククラブ』講座を平成15年度〜平成18年度の4期に渡って開催しました。
講座は概ね6月から11月まで6回開催し、川の基礎知識と水の循環、動物・植物・水生生物等の自然観察会、水質調査、カヌー操船、キャンプ体験、ダム・下水処理場・鮭孵化上見学及び自然体感ゲーム等を行ったところです。
保護者のアンケート調査からは、親と離れてインストラクターや学年も学校も違う子どもたちと遊ぶことにより、川の知識ばかりでなく、毎回参加するたび大人になってきたようなので、今後もこのような講座を続けてほしいとの要望も多くありました。
リバーズネット阿武隈としては、リバーガーディアンジュニアを育成するだけではなく、親爺川ガキ大将として、将来の川ガキ大将を育てるための安全で楽しい川遊びができる『阿武隈川ワンパククラブ』の事業を展開していきたいと思っております。
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